デイサービス看護師を辞めたい、辛いときのストレス解消法|辞めるか続けるべきかの判断基準を解説

この記事は人間関係や責任の重さで悩んでいるデイサービス看護師向けに辛い職場環境の改善方法をまとめています。今の職場に残るべきか、転職を検討するべきかが判断できるようになります。

監修者経歴
豊島
豊島
株式会社パーソナルナビ メディア事業部。
キャリアアップメディア『THE CAREER』
のインタビュアー兼ライター。
四年制大学の教育学部を卒業後、
都内公立小学校に勤務。
退職後は教育者の経験を活かし、

20代~30代を中心にキャリアアップ支援事業を行う現職に就く。

デイサービス看護師を「辞めたい」「辛い」と感じる理由ランキング

独自で行ったアンケートを基に、デイサービス看護師の業務を行う中で、辞めたい・辛いと感じる理由をまとめました。

理由1位:人間関係の悩みが多い

悩むデイサービス看護師

上司や同僚との人間関係はもちろんのこと、別職種である介護士との悩みが多いです。

介護士に比べて給与が高いことなどから、「敵対心のような感情を持たれた」という方が多くいらっしゃいました。

元デイサービス看護師の声

20代 社会福祉法人の看護師
20代 社会福祉法人の看護師

介護士さんの中には看護師を嫌う方もいらっしゃるので、人間関係で苦労し、退職の意向が強まりました。

20代 財団法人病院グループの看護師
20代 財団法人病院グループの看護師

看護師のことを好まない介護スタッフがいて、挨拶もまともにしてくれませんでした。

理由2位:医療判断に自信が持てない

医療判断・行為を自分1人で行なう場合、失敗できないというプレッシャーを感じます。

人手不足で同僚にアドバイスを貰うことも難しく、悩みを解決できずに退職に至るケースが多く見られました。

元デイサービス看護師の声

20代 医療法人の運営の看護師
20代 医療法人の運営の看護師

看護師が自分1人しかいない日もありました。経験の少ない医療行為を行うことに不安がありました。

20代 デイサービス看護師
20代 デイサービス看護師

何かあるたびに介護士に呼ばれてプレッシャーでした。皮膚トラブルや体調不良のほか、些細なことでも医療判断が必要で辛かったです。

理由3位:看護以外の業務が多い

学ぶデイサービス看護師男性

職場によっては、介護士の業務や事務作業も任される場合があります。

看護師として成長できない・本来やるべき医療を提供できていないと感じ、離職に至るようです。

元デイサービス看護師の声

20代 医療法人運営の看護師
20代 医療法人運営の看護師

看護師もレクリエーションの企画や実行をしなければならず、かなり大変でした。これが看護師の仕事なのかと悩みました。

30代 出張型デイサービス看護師
30代 出張型デイサービス看護師

出張型の看護業務は、介護士さんが行うような入浴介助なども多く、身体への負担が大きかったです。

仕事のストレスを解消して、辛い気持ちを抑える方法

デイサービス看護師を辞めた方10名へのアンケートを参考に、辞めたいと感じる理由に対する対処法をまとめました。

Q. 人間関係を良好にするには?

働くデイサービス看護師

A. 介護士と同じ仕事もする

看護師だからといって介護士の業務を行わないと、反発感情を持たれることがあります。一部仕事も手伝うように心がけましょう。

また、介護士さんに「手伝えることはないですか」と自分から声をかけると、前向きに手伝ってくれていると捉えられ、より好印象です。

A. 深く考えないようにする

関係が改善しない場合、嫌われたままでいいと割り切ることも大切です。介護士同士の会話に入れなくても、落ち込む必要もありません。

Q. 医療判断に自信を持つには?

勉強する看護師

A. 事前準備と知識を身につける

事前に利用者の情報をしっかり収集しておくことを心がけましょう。常に何が起こってもいいように準備することが大切です。

また、経験のないことにも対応できるように、医療知識を身につけておくようにします。

A. 他の看護師に相談する

現場で看護師が自分ひとりになった場合には、困ったことがあれば事業所に連絡をしたり、利用者が利用している訪問看護事業所と連携を取って対応します。

Q. 看護以外の業務を減らすには?

働くデイサービス看護師

A. 看護師だからと線引きしない

できない仕事ができるようになったとプラスに考えるようにします。事務仕事や発注作業などは、別の職種に転職した際に役立つ場合があります。

A. 介護士と業務分担について話し合う

介護士と業務分担についてしっかり話し合うことが大事です。看護師にしかできない業務もあるため、介護士の業務範囲もすべてカバーするのは困難です。お互いに気持ちよく仕事ができるように相談しましょう。

どうしても辞めたい・辛い気持ちが消せない場合は

自分がやりたいことを洗い出してみる

やりたいことが明確でないと、今後も同じ不満を抱えてしまう可能性があります。自身の目指すキャリアを明確にし、やりたい方向に向かっているのか、自己分析しましょう。

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もし仕事を辞めて、転職するならどうしたらいい?

まずは職種を変えるか検討しましょう。決める基準としては年齢が大きく関わってきます

20代であれば、興味のある業界に飛び込んでも問題ありません。30代以降であれば、これまでの経験を活かせる職種の中で検討がおすすめです。

経験を活かせる次の職種

働く福祉用品の営業・コーディネーター

福祉用品の営業・コーディネーター

在宅で暮らす高齢者と関わった際に身についた、福祉用品の知識や高齢者とのコミュニケーション経験を、活かすことができます。

接客業

デイサービスではお年寄りとお話しすることが多く、その経験を接客業に活かすことができます。

どこで仕事を探すのがいいの?

仕事を探す方法は大きく3つの方法があります。

種類転職サイト転職エージェント人からの紹介
特徴サイトに掲載された求人から選び、自分で応募キャリアアドバイザーのサポートを受けつつ転職先を探す知人や社員の紹介・推薦により選考が始まる
メリット好きなタイミングで、行きたい企業に応募可能転職先調査などを代行してもらうため、手間がかからない書類選考が免除される場合がある
デメリット求人に応募が殺到し、反応がないことがあるアドバイザーに当たり外れがある不採用時に紹介者との関係が悪化する可能性あり

どの方法を選ぶにせよ、まずは第三者に相談をして客観的な意見を聞いてみることをおすすめします。

みんなはどうしてる?デイサービス看護師の退職・転職状況

厚生労働省「令和2年雇用動向」調査より引用

デイサービス看護師の離職率に関して、明確なデータは現状存在しません。しかし、医療・福祉業界に分類されるため、医療・福祉業界の離職率が参考になるでしょう。

厚生労働省の令和2年の調査結果では、医療・福祉業界の離職率は14.2%です。

人間関係や業務負担に悩まされ、想像よりも肉体的・精神的に辛いことが一因だと考えられます。あなた以外にも辛い職場を経験し、他の業界・職業へ転職する方が多いようです。

仕事を辞めた人、転職した人の体験談

20代・新卒の方の体験談①

働く訪問入浴看護事業所

転職先:訪問入浴看護事業所

なぜその職業に転職したのか

訪問入浴看護事業所
訪問入浴看護事業所

血糖測定、吸引、経管栄養などの処置に加え、レクリエーション企画をしなければならないのが大変でした。訪問入浴では基本的に医療行為がないため助かります。

転職してよかったこと

訪問入浴利用者さんは週に1〜2度の訪問入浴をとても楽しみにしており、訪問のたびに利用者さんや家族から感謝され、やりがいがあります。また、訪問入浴看護では医療行為はしなくて良いため、負担が減りました。

転職して後悔したこと

夏場の入浴介助が辛いです。夏場の訪問入浴はかなり身体的に過酷な労働です。訪問先によってはクーラーや扇風機などの設備が不十分なところもあったり、エレベーターのない団地で浴槽を抱えて階段乗り降りしたりするのは疲れます。

20代・新卒の方の体験談②

笑顔の看護師

転職先:障害児者の病院兼施設の看護師

なぜその職業に転職したのか

障害児者の病院兼施設の看護師
障害児者の病院兼施設の看護師

デイサービスは看護師というよりも介護色が強かったので、看護師のキャリアを積むために転職を決めました。

転職してよかったこと

新しい知識が得られること、忘れかけていた医療技術を再習得できたことです。また、夜勤で収入が格段に上がったことも良かったです。

転職して後悔したこと

体調を崩しやすくなったことです。これまでは日勤だけでしたが、夜勤を始めてからは、肌の調子などの体調面が悪化してしまいました。

30代の方の体験談①

働く訪問介護ステーション

転職先:訪問介護ステーション

なぜその職業に転職したのか

訪問介護ステーション
訪問介護ステーション

利用者や職員まで自分の悪口を言っている姿を見て我慢が限界になりました。そこから体調を崩してしまったことがきっかけで退職しました。

転職してよかったこと

ライフワークバランスが良くなったことです。人間関係に悩まなくなりました。基本的にひとりで訪問するので精神的には楽です。長くて一時間半程の滞在なのでストレスはあまり溜まりません。

転職して後悔したこと

1人の仕事なので医療判断が難しいことです。状態が悪くなった患者さんにどう対処すべきか、判断に迷うことがあります。もっと勉強してから転職すればよかったと思うことがあります。

30代の方の体験談②

高齢者宅を訪問する看護師

転職先:訪問看護ステーションの看護師

なぜその職業に転職したのか

訪問看護ステーションの看護師
訪問看護ステーションの看護師

送迎を含めると必ず残業になっており、十分に利用者に関する話し合いの時間もとれない状態でした。しかし、施設長は勤務体系については改善する気はなく、勤務時間も長いため転職をしました。

転職してよかったこと

勤務時間が減ったことです。勤務は定時で終わり、情報共有もスマホが基本。学習の時間をつくることができ、サービスの質も担保できるようになったと感じています。

転職して後悔したこと

体重が増えたことです。デイサービスの仕事量が多い反面、運動にもなるということで、体型の維持ができていました。しかし、今は移動や運動量も少ないので、体重が増加してしまいました。

40代の方の体験談①

働く有料老人ホームの夜勤専従看護師

転職先:有料老人ホームの夜勤専従看護師

なぜその職業に転職したのか

有料老人ホームの夜勤専従看護師
有料老人ホームの夜勤専従看護師

父の通院・介護を生活の中心とするため、日中は自宅にいられるように夜勤専従の仕事を探して転職しました。

転職してよかったこと

父の介護を中心とした生活ができるようになったことです。夜勤専従で勤務時間は17:30~9:30なので、夜勤明けでも父の通院にも十分行けます。夜勤明けの日は、翌日の夕方までゆ父とゆっくり過ごせます。

転職して後悔したこと

睡眠時間が取れないことです。夜勤専従で働き、日中は父の介護なので、熟睡できる時間があまり取れません。父のことが心配なので、夜勤明けでも寝られず体力的には少ししんどいです。

40代の方の体験談②

働く派遣のコールセンター

転職先:派遣のコールセンター

なぜその職業に転職したのか

派遣のコールセンター
派遣のコールセンター

看護師としての存在価値がわからなくなったからです。病棟ナースだったので、足の処置など最新の治療を知っていましたが、指示されたのははるか昔の治療法でした。知ってるのにやってはいけないという状況に不満を感じました。

転職してよかったこと

ライフワークバランスが良くなったことです。会社全体で労働時間の改善を図っており労働時間が短くなりました。

転職して後悔したこと

一方的なやり取りで顔が見えないことです。電話での対応なので、声だけが判断基準です。また、継続性がない1回限りの対応になるので、そのあとの反応が分かりません。

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