この記事は人間関係や休日出勤の対応で悩む介護事務向けに辛い職場環境の改善方法をまとめています。この記事を読むことで、今の職場に残るべきか、転職を検討するべきかが判断できるようになります。
監修者 | 経歴 |
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![]() 内田さん | 現職:株式会社パーソナルナビ HD 社長室。 キャリアアップスクールメディア 『THE CAREER』事業責任者。 教育職員免許状保持。 「高校英語教員→不動産売買事務→リクルート→現職」という3度のキャリアアップ転職経験をもとに、転職の手助けとなる情報を発信。 |
介護事務を「辞めたい」「辛い」と感じるランキング
独自で行ったアンケートを基に介護事務の業務を行う中で、辞めたい・辛いと感じる理由をまとめました。
理由1位:人間関係の悩みが多い

介護現場では、介護士や看護師など複数職の方がいるため、派閥争いのようなことは多々あります。ギスギスした雰囲気に悩み、退職を決意する方もいました。
元介護事務の声

悪口や陰口を言ったり、現場の人に無愛想に振舞ったりする先輩方を見て、一緒に仕事をしたくないと思いました。

先輩から「皆があなたの仕事は駄目だと言っていた」と、理不尽な指導をされました。
理由2位:休日出勤や勤務時間外の対応

勤務時間外にも関わらず、スタッフや外部への連絡対応をしなければいけません。プライベートの時間が確保できずに、ストレスを抱える方が多くいらっしゃいました。
元介護事務の声

休日が丸一日潰れることがあったり、連絡が取れないことで叱責されたり、とても辛く感じました。

職員の数が足らず、休日出勤が多かったです。出勤して業務をこなすしかなく、辛かったです。
理由3位:指導や教育の不足

研修制度が充実していないことに不満を感じている方が多いです。マニュアルが無いため、業務内容の理解に苦しむケースもありました。
元介護事務の声

「分からないことは聞け」という感じでした。でも逐一質問をすると、嫌味や小言を言われて恫喝されます。

質問に対して快く答えてもらえることが少なかったです。研修期間に何度も辞めたいと思いました。
仕事のストレスを解消して、辛い気持ちを抑える方法
介護事務を辞めた方10名へのアンケートを参考に、辞めたいと感じる理由に対する対処法をまとめました。
Q. 人間関係の悩みを改善するには?

A. 自分の意見を言えるようにする
人とぶつかることを極端に恐れていては、何も変わりません。時にははっきりと自分の意見を言うことも大切です。
A. 毅然とした態度を取る
パワハラをする上司に対して、毅然とした態度を取りましょう。必要であれば録音もします。証拠があれば何かしらの対処ができます。
Q. 時間外労働を改善するには?

A. 後輩の育成
後輩社員の育成に力を入れましょう。管理職がいなくても、社員が当日の責任者として対応できるようにします。
後輩が居ない場合は、チームメンバーと相談しつつ、業務を分担しましょう。
Q. 指導や教育の不足を改善するには?

A. 調べて分からないことのみ質問する
分からないことは、まずはGoogleなどで自分で調べましょう。それでもわからない場合のみ質問します。最低限の質問にすると、余計なストレスも減らせます。
A. 物事の捉え方を変える
研修内容が教える人によって異なる場合があります。その場合でも、そういうパターンもあるという捉え方をすれば、業務の幅が広がります。
どうしても辞めたい・辛い気持ちが消せない場合は
自分がやりたいことを洗い出してみる
やりたいことが明確でないと、今後も同じ不満を抱えてしまう可能性があります。自身の目指すキャリアを明確にし、やりたい方向に向かっているのか、自己分析しましょう。
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もし仕事を辞めて、転職するならどうしたらいい?
まずは職種を変えるか検討しましょう。決める基準としては年齢が大きく関わってきます。
20代であれば、興味のある業界に飛び込んでも問題ありません。30代以降であれば、これまでの経験を活かせる職種の中で検討がおすすめです。
経験を活かせる次の仕事

介護
介護事務を経験してから介護職に就くと、事務方の動きや知識を活かせます。事務の仕事も手伝えるので、職場で重宝されます。
介護の施設経営
介護事務は、介護業界の経営作業に携わる場合もあります。そのため、介護保険請求の事務をしていた経験を経営に活かせます。
どこで仕事を探すのがいいの?
仕事を探す方法は大きく3つの方法があります。
種類 | 転職サイト | 転職エージェント | 人からの紹介 |
---|---|---|---|
特徴 | サイトに掲載された求人から選び、自分で応募 | キャリアアドバイザーのサポートを受けつつ転職先を探す | 知人や社員の紹介・推薦により選考が始まる |
メリット | 好きなタイミングで、行きたい企業に応募可能 | 転職先調査などを代行してもらうため、手間がかからない | 書類選考が免除される場合がある |
デメリット | 求人に応募が殺到し、反応がないことがある | アドバイザーに当たり外れがある | 不採用時に紹介者との関係が悪化する可能性あり |
どの方法を選ぶにせよ、まずは第三者に相談をして客観的な意見を聞いてみることをおすすめします。
みんなはどうしてる?介護事務の退職・転職状況

介護事務の離職率に関して、明確なデータは現状存在しません。しかし介護事務は医療・福祉業界に分類されるため、医療・福祉業界の離職率が参考になるでしょう。
厚生労働省の調査結果では、医療・福祉業界の離職率は、14.2%です。
他の職種に比べ人間関係や休日出勤の対応に悩むことなどが一因だと考えられます。あなた以外にも辛い職場を経験し、他の業界・職業へ転職する方が多いようです。
仕事を辞めた人、転職した人の体験談
20代の方の体験談①

なぜその職業に転職したのか

直接介護をしてみたかったからです。福祉系の大学で資格(社会福祉士)をとり、介護事務の仕事に就きました。事務よりも人と接している方が楽しいと感じたため、転職を決めました。
転職してよかったこと

仕事のマンネリ化がないことです。デイサービスは、毎日同じ人が来ることがなく、飽きません。業務内容も送迎・風呂介助・食事介助・リハビリ補助・レク等、変化に富んでいます。
転職して後悔したこと

ボーナスが下がったことです。事務のボーナスは、年間(夏・冬)で65万くらいでした。デイサービスになり、約半分になってしまったのが辛かったです。
20代の方の体験談②

なぜその職業に転職したのか

仕事量が多かったからです。介護事務のほかに入院患者の保険請求や患者への請求業務、受付会計、手が空いた時は外来のレセプト請求、そして介護事務、介護保険請求業務がありました。
転職してよかったこと

趣味の時間が持てたことです。新しい職場では、今までより勤務時間は短く、業務内容も少なかったです。気持ちにゆとりができたので、趣味をやろうという気持ちになりました。
転職して後悔したこと

介護関係のスキルを失ったことです。転職先は業務分担がされている職場だったので、介護に触れることがなくなりました。
30代の方の体験談①

なぜその職業に転職したのか

業務以外の仕事を押し付けられたからです。介護事務員として入社したのに、施設内の清掃などあきらかに事務職としての仕事を逸脱しているような仕事を押し付けられました。
転職してよかったこと

本来の業務以外のことを押し付けられなくなったことです。残業も減りました。
転職して後悔したこと

通勤時間が倍になったことです。前職は電車で片道30分のところにありました。転職先は電車で片道1時間のところにあります。もう少し近場で仕事を探せばよかったと後悔しています。
30代の方の体験談②

なぜその職業に転職したのか

いつのまにか現場業務になっていたからです。使用期間中の現場研修からそのまま介護事務と現場職での勤務に。プライベートの時間がほぼ確保できなくなったので転職をしました。
転職してよかったこと

ライフワークバランスが明確になったことです。職務が明確になり激務でなくなりました。プライベートの時間を確保できるので、仕事に限らず精神的にも余裕ができました。
転職して後悔したこと

年収が下がったことです。年収が100万以上下がりました。年収交渉をしっかり行っておけばよかったです。福利厚生がしっかりしているので現状には満足しています。
40代の方の体験談①

なぜその職業に転職したのか

接客
勤務可能な時間や曜日に制限ができたからです。同じ業種で仕事を探していたのですが、高齢の両親の生活環境に変化がありました。そのため、仕方なく今の仕事をしています。
転職してよかったこと

間違いが許されない緊張感から解放されたことです。クリック一つで、ひと月に1000万円以上を動かし、会社の運転資金をうむ仕事にストレスを感じていました。
転職して後悔したこと

年収が大幅に下がったことです。給料が少なく、ボーナスもありません。
50代の方の体験談②

なぜその職業に転職したのか

現場の職員を見て現場で働きたくなったからです。事務方は裏方なので評価されることがありません。現場は評価されやすいと思いました。
転職してよかったこと

休日を取れることです。前職は自分の代わりの職員がいませんでした。休日出勤しないと業務を回せなかったことを考えると、今はリフレッシュできています。
転職して後悔したこと

給料が下がったことです。残業がない分給料が下がりました。生活設計を立て直すのに時間を要しました。
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