MRを辞めたい、辛いときのストレス解消法|辞めるか続けるべきかの判断基準を解説

この記事はルールに縛られて自由に活動できないことや、医師とのコミュニケーションに悩んでいるMR向けに辛い職場環境の改善方法をまとめています。今の職場に残るべきか、転職を検討するべきかが判断できるようになります。

監修者経歴
豊島
豊島
株式会社パーソナルナビ メディア事業部。
キャリアアップメディア『THE CAREER』
のインタビュアー兼ライター。
四年制大学の教育学部を卒業後、
都内公立小学校に勤務。
退職後は教育者の経験を活かし、

20代~30代を中心にキャリアアップ支援事業を行う現職に就く。

MRを「辞めたい」「辛い」と感じる理由ランキング

独自で行ったアンケートを基に、MRの業務を行う中で、辞めたい・辛いと感じる理由をまとめました。

理由1位:制約が多く営業しにくい

製薬会社に所属し、病院やクリニックに営業活動を行うMRですが、医療に関わる職ならではの厳しいルールに縛られています。

医療用医薬品の販売情報提供活動ガイドライン」の運用開始により、MRが提供できる情報にも制限がかけられるようになりました。

元々ルールが多い業界のため、新たな縛りが増えたことでトーク方法が限られ、思うように営業ができない悩みを抱える人が増えているようです。

元MRの声

30代 <br>国内製薬会社<br>MR
30代
国内製薬会社
MR

病院はアカデミックな会話はできるものの、面会禁止や話せる内容の制限なども増えて、MRの必要性に疑問を感じ始めました。

20代<br>国内製薬会社<br>MR
20代
国内製薬会社
MR

営業活動は趣向を凝らすべきだが、コンプライアンス等で表現一つも規制されてしまいます。会社からも「一言一句違わず紹介をしろ」と指令がありました。

理由2位:医師との関係構築が難しい

MRは開業医担当・病院担当に関わらず、医師との面談が業務の主軸となります。ただし医師の中には、プライドが高く話しにくい人や病院外部の人と関わりたがらない人も多い傾向にあります。

日々の積み重ねで医師との関係性を良好に築くことが重要ですが、面会の制限や多忙な医師のスケジュールの影響もあり、信頼関係を作ることは容易ではありません。

元MRの声

20代<br>国内製薬会社<br>MR
20代
国内製薬会社
MR

忙しいドクターに営業をかけるため、とても嫌な顔をされたり、待ち時間が多かったり、とストレスを抱えていました。

30代<br>国内製薬会社<br>MR
30代
国内製薬会社
MR

大学病院の担当だったので、アポを取っていても急遽変更になることもありました。ドクターとの関係を作り上げることに苦労しました。

理由3位:外回りが多く体力が必要

担当によっては、1日あたり10件ほどのクリニックや病院などをまわる必要があります。

また医師によっては、MRとの面談を診療時間後や休診日に設定する場合もあります。夜遅くまでかかったり、休日出勤することも珍しくありません。

事務的な業務から外回りまで幅広い内容を担い、長時間動き回るため身体的な負担が大きいようです。

元MRの声

20代<br>海外製薬会社<br>MR
20代
海外製薬会社
MR

MRは男性が多く、同僚も9割が男性のためエネルギーに溢れていました。私も負けないように、頑張っていましたが体力的な限界を感じました。

30代<br>国内製薬会社<br>MR
30代
国内製薬会社
MR

診療時間外に面談が入ることが多く、残業ありきの毎日でした。いくら遅くなっても、翌日はいつも通り何件もの外回りをこなさなくてはいけません。

仕事のストレスを解消して、辛い気持ちを抑える方法

MRを辞めた方10名へのアンケートを参考に、辞めたいと感じる理由に対する対処法をまとめました。

Q. 営業のしにくさを解決するには?

A. メールを活用する。

面会制限が強化されている中で、近年の新型コロナウイルスの影響も重なり、訪問で医師と情報提供・情報収集を円滑に行うことは難しくなっています。

「訪問」の形にとらわれず、自社の講演会に出席してほしい等の名目でメールアドレスを聞いてみましょう。時間を有効的に活用しながら、営業活動が可能になります。

A. 面談構成を工夫する。

IQが高く、物事の効率を重要視する傾向がある医師のために、1回の面談でなるべく話を進められるように努めましょう。

例えば、アポイントを取る際に医師の興味がある内容をヒアリングする、事前にメールにて気になることがないか確認する、などの方法が挙げられます。

ヒアリングした内容に応じて、必要であれば学術担当も一緒に面談に参加してもらう対策も効果的です。

Q. 医師と良い関係を築くには?

A. 外堀から埋める。

医師が既に信頼している医療スタッフとの距離を詰めることは効果的です。特に初めての訪問先では、病院・クリニック内の人間関係を把握して、アプローチする対象を絞りましょう。

間接的に得られる情報からも、医師へ接触時に活用できる内容はたくさんあります。常に訪問先ではアンテナを張っておきましょう。

A. 常に知識をアップデートする。

医師がMRと交流する際の最大の利点は「自分が知らない情報を得られる」ことです。医師が知りたいことに答えられないMRは、医師から「話さなくていい」と判断されてしまいます。

面談の時間を実りあるものにするためにも、新しい制度や新薬の情報や医療業界のトレンドなど様々な知識を取り入れるようにしましょう。

Q. 体力を強化するには?

A. 筋トレを習慣化する。

体力が年齢と共に衰えることは仕方ありませんが、体力をより高く保つ努力はできるはずです。毎日15分など短い時間でもいいので、継続して筋肉を鍛えることが重要です。

また、ランニングやゴルフなどの運動も効果的です。スポーツであれば、ゴルフやテニスは趣味として楽しむいしも多いため、共通の話題として営業でも活用できます。

どうしても辞めたい・辛い気持ちが消せない場合は

自分がやりたいことを洗い出してみる

やりたいことが明確でないと、今後も同じ不満を抱えてしまう可能性があります。自身の目指すキャリアを明確にし、やりたい方向に向かっているのか、自己分析しましょう。

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もし仕事を辞めて、転職するならどうしたらいい?

まずは職種を変えるか検討しましょう。決める基準としては年齢が大きく関わってきます

20代であれば、興味のある業界に飛び込んでも問題ありません。30代以降であれば、これまでの経験を活かせる職種の中で検討がおすすめです。

経験を活かせる次の職種

営業職

医師を相手に営業活動や情報提供を行なってきた経験を活かして、営業先でもいち早く信頼関係を築くことができるでしょう。営業職は全ての業界に欠かせない職種です。自分に合った業界を探しましょう。

クリニックの管理職

医療現場で事務や経理を扱う管理職に就くことで、これまでの製薬会社や医療業界のコネクションが活用できます。事務的な部分でスキルは必要ですが、身体的負担を減らしながら働くことができます。

どこで仕事を探すのがいいの?

仕事を探す方法は大きく3つの方法があります。

種類転職サイト転職エージェント人からの紹介
特徴サイトに掲載された求人から選び、自分で応募キャリアアドバイザーのサポートを受けつつ転職先を探す知人や社員の紹介・推薦により選考が始まる
メリット好きなタイミングで、行きたい企業に応募可能転職先調査などを代行してもらうため、手間がかからない書類選考が免除される場合がある
デメリット求人に応募が殺到し、反応がないことがあるアドバイザーに当たり外れがある不採用時に紹介者との関係が悪化する可能性あり

どの方法を選ぶにせよ、まずは第三者に相談をして客観的な意見を聞いてみることをおすすめします。

みんなはどうしてる?MRの退職・転職状況

業界の離職率
厚生労働省「令和2年雇用動向」調査より引用

MRの離職率に関して、明確なデータは現状存在しません。しかし、MRは一般的に医療、福祉に多いため、医療、福祉の離職率が参考になるでしょう。

厚生労働省の令和2年の調査結果では、医療、福祉の離職率は14.2%です。

営業の制約が多く活動がしにくいことや、医師との信頼関係をなかなか築けないことが一因だと考えられます。あなた以外にも辛い職場を経験し、他の業界・職業へ転職する方が多いようです。

仕事を辞めた人、転職した人の体験談

20代の方の体験談①

転職先:IT企業の営業職

なぜその職業に転職したのか

元 国内製薬会社MR
元 国内製薬会社MR

忙しい医師にアポイント時も待たされたり、と無駄な時間が多く感じました。営業が活きる業界に転職しました。

転職してよかったこと

残業がほとんどなくなりました。現職はノー残業デーもあり、プライベートな時間が確保できています。

転職して後悔したこと

ベンチャー企業へ転職したため、年収が少し下がりました。ただストレスは減ったので、満足しています。

20代の方の体験談②

転職先:MedTech企業の営業職

なぜその職業に転職したのか

元 国内製薬会社<br>MR
元 国内製薬会社
MR

MRという職業に将来性を感じなくなったからです。営業としてキャリアを伸ばすことも、MRでは難しいと考え、業界を変えることを決めました。

転職してよかったこと

働き方が自由になりました。オンラインでの営業が主流の業界のため、リモートの日も多く子どもと過ごす時間が増えました。

転職して後悔したこと

特にありません。福利厚生は下がりましたが、自分のフィナンシャルリテラシーを上げるきっかけになりました。

30代の方の体験談①

転職先:コンサルティングファームの職員

なぜその職業に転職したのか

元 海外製薬会社<br>MR
元 海外製薬会社
MR

営業職に向いていないと感じたので、分析・予測の能力を活かせる職に移りたいと考えました。

転職してよかったこと

営業から引き継いだ顧客に、相手が求める内容を話していくため、人間関係で悩むことも少なくなりました。

転職して後悔したこと

製薬会社出身ということで、ヘルスケアの知識を見込まれたのですが、自分が知らない情報や知識を常に入れていかなくてはいけません。

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